大好きな趣味を副業にできたらいいなと考えている方に、近年人気なのが「ゲーム実況」です
ゲーム実況とは「ゲームをプレイする様子を実況する」動画コンテンツのこと。
多くの人気YouTuberたちがこぞってゲーム実況をおこなっている事からも分かるように、非常に人気が高いコンテンツです
一昔前は「ゲームの動画をネットで公開するのは違法じゃないの?」と懸念を抱かれがちでしたが、現在はゲーム会社が公式に実況を認めるケースも増えてきました
ゲーム会社がPR効果を認めるほど「ゲーム実況が人気コンテンツである」という証でしょう
今回は、ほぼゲーム未経験だった私が「ゲーム実況」を副業にした体験談をお話します
『たっつー』さんはチャンネル登録者数1万人(サブチャンネル含む)のゲーム実況者さんです。
最大再生数35万回、バイオハザードやレトロゲームを中心に実況されてます。
YouTubeでゲーム実況は遅いと言われていた2018年からスタートしてすぐに収益化までされた、『たっつー』さんの体験談をみていきましょう
ゲーム未経験の私が、ゲーム実況を始めたワケ
私がゲーム実況を始めたのは2018年6月のことでした
その当時、世の中でブームになっていたキャッチコピーは「好きを仕事に」です
YouTuberの方々がおこなっていたCMに見覚えがある方も多いかもしれません
書店も、インフルエンサーのツイートも「好きを仕事に」で溢れていました
当時やっていた仕事に「これが本当に好きなことだろうか」と疑問を抱いていた私の心にも、その言葉はヒット
私はほいほいと「好きなことを仕事にしたい」と志しました。
じつは「本命じゃなかった」ゲーム実況
私は早速「仕事にしてみたい趣味」をリストアップ。
ゲーム制作、漫画レビュー、心理学ブログ…。
リストアップした「やりたいこと」を優先順位で並べた際、もっとも下に位置していたのが「ゲーム実況」です
私の本命は元々「ゲーム制作」でした。
ゲーム制作なら、私の趣味である「イラスト」「音楽」「物語の制作」を同時に行うことができるからです
- 「いざ制作したゲームを公開したときに、告知できるメディアが欲しいな」
- 「そのメディアには、ゲームに関心がある人を集めなきゃいけないな」
- 「じゃあ、ゲーム実況チャンネルをやろう」
それが、私がゲーム実況チャンネルをスタートした理由です
とはいえ、ゲーム実況には前々から興味があり「やってみたいな」という気持ちもありました
私自身、ゲーム実況者さんの動画で仕事の疲れを癒してもらったり、楽しませてもらった経験があったからです
実況者をたとえるなら、現実では行くことができない異世界に視聴者を案内するツアーコンダクター。「自分もそんな風に誰かを楽しませてみたい」という憧れの気持ちがありました。
ではなぜ「やりたいこと」としての優先順位が低かったのかと言うと…。
自分がゲーム実況者向きなスペックとは思えなかったからです
ゲーム実況者に向いてなかった私
あなたはゲーム実況者(あるいはYouTuber)にどんなイメージをお持ちでしょうか?
当時の私がゲーム実況者に抱いていたイメージは「お笑い芸人(エンターテナー)」です。
「はいどうもー!」とハイテンションな挨拶にはじまり、声を張り上げた大きなリアクションで場を盛り上げ、豊富な知識と的確なツッコミで笑いを誘う
それが、当時の私がゲーム実況者に抱いていたイメージ。
一方、私のスペックはまるで正反対。以下のような感じです。
感情を表に出すのが苦手
声量もリアクションも小さい
ゲームはほぼ未経験で下手、知識もない
私は表に立って話すのが大の苦手で、トークの経験はもちろん、ゲーム経験もほぼない有様
とくに「声」にはコンプレックスがありました
鼻にかかったハスキーな声質、舌足らずで滑舌が悪い喋り方などは、子供の頃からよくいじられたものです
コンプレックスを解消しようと、バンドでボーカルをやってみたときは「ボーカルが弱点」と言われるなど散々でした
とはいえ物は試し、やってみないことには「向き不向き」なんて分かるはずもありません。
私は、上述した3つの弱点を、以下のコンセプトで補うことにしました。
- 落ち着いたテンションで実況します
- 声優やアニメのネタなど補足情報を豊富に解説します
- ゲーム初めての人と同じペースですすめていきます
弱点を言い替えただけですが、これで始めることにしました。
開始2カ月、ゲームが「副業」に
そんなこんなで、ドキドキしながらゲーム実況をスタートした私。
チャンネル登録者は3人程度、もちろん投稿してもまったく視聴されません(平均1~3再生程度)
それでも「ゲーム実況って楽しい!」とテンション上がりっぱなしだったことを覚えています。
「自分に向いてない」とチャレンジを諦めなくてよかったと今でも思います
さて、YouTubeで広告収益を得る条件は以下のとおりです。
YouTubeで広告収入を得る条件
チャンネル登録者数1000人以上
過去1年間の総再生数時間4000時間以上
結論を言うと、私のチャンネルは開始2カ月でこの壁を突破し収益化ができました
たまたま夏休みだったこともありますが、1つの動画が注目を集めたことを皮切りに関連作も再生されるようになり、1カ月で登録者数は6,000人増、視聴数は190万回以上に増えました
晴れてゲームが「副業」になったのです
無理して「誰か」になる必要はない
視聴者さんからのコメントも多く届くようになりました。
中でも意外だったのは、私の「声」や「しゃべり方」が好きだと言ってくださるコメントが多かったことです
前述したように、私にとって「声」は小さい頃からコンプレックスの種でした。
なので「声が好き」と言われるのは今でも不思議な感覚があります
この事から学んだのは「無理して他の誰かになる必要はない」ということです
自分が弱点だと思い込んでいることが、ポジティブに受け止められることもあるんだなーと学びました。
実際の動画はこちらになります
YouTubeゲーム実況のマネタイズ方法
最後に、ゲーム実況を収入にする方法をいくつか紹介しましょう。
私が実際にやったことがあることだけ紹介します。
広告収益
YouTube上で動画を収益化する最も有名な方法でしょう。
前述した収益化基準を満たしたうえで、審査に通れば動画を収益化できます。
ちなみに相場は1再生0.1円と言われたりしますが「実際はその何倍も高い」です
収益の詳細は話してはいけない規約になってるので、詳しい数字は述べられませんが
どんなターゲットに
どんな動画を見せるか
によって広告収益は大きく変動します。
スーパーチャットなどの投げ銭
「投げ銭」は大道芸の投げ銭と同じように、あなたの動画を見た視聴者が任意の金額を自由に支払えるシステムです。
YouTubeでは以下2つの配信形式でなら「スーパーチャット」などの投げ銭が受けられます。
LIVE配信
プレミア公開
LIVE配信はその名の通り、リアルタイムで配信することです。編集無しの1本勝負ですので慣れるまでは緊張します
プレミア公開は動画を公開する日時を設定して、チャンネル公開しているユーザーに告知します。プレミア公開でもチャット機能が使えますので、スーパーチャット(投げ銭)が頂ける場合があります
メンバーシップ(月額支援)
メンバーシップとは、YouTube上でのファンクラブのようなものです。
メンバーになったファンは「月額●●円(金額はあなたが設定可能)」支払って、あなたのチャンネルの運営を支援してくれます。
ファンが増えてきたら導入してみるといいかもしれません
アフィリエイト報酬
実況したゲームをアフィリエイトしてみるのもいいでしょう。
というのもゲーム実況では「動画を見た視聴者がゲームを購入する」ケースが往々にしてあるのです
気になっているゲームを買うかを実況を見て判断されるためです
アフィリエイトリンクを生成できるなら概要欄などに記載しておくといいかもしれません。
グッズなど独自商品販売
Tシャツ、カレンダーなどグッズ販売も収益化の王道です。
pixivFACTORYなどのサービスを利用すれば簡単にグッズ制作できるので、ファンが増えてきたら利用するといいかもしれません
編集部より
『たっつー』さんありがとうございました
『たっつー』さんのYouTube参入は2018年です。すでにその当時には今さらYouTubeと言われておりました。
それでも短期間で収益化まで持っていかれてます。
周りの声に流されず、まずはやってみるという姿勢が成功の秘訣と思います
そして個人的にクロノトリガーの動画は懐かしすぎて泣きそうになりました
#1 クロノ・トリガー 実況 -生涯最高の一本 伝説の名RPGをプレイ- PC版 – YouTube
そんな『たっつー』さんのチャンネル登録はこちらから
ゲーム実況以外にも趣味を投稿されて収益化されてる方も多数いらっしゃいます
YouTubeはまだまだ伸びますし、何が当たるかも分かりません。まずは好きなことでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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