今回はまったりといきましょう
お金ばかり追いかけても疲れますからね
これはアメリカ在住主婦さんより投稿頂いた体験談です
普段は再現性のない副業は載せないのですが、アメリカ在住主婦さんの体験談はなぜか知ってほしいと思い掲載します
ハンドメイドを始めた理由
夫の国で暮らす生活が始まり、就職も無事に済み、しばらくは家事と仕事に一生懸命だった過去の私ですが、様々なストレスから体調を崩すことが多くなっていました
そのことがきっかけで、ストレス解消のために、日本にいた頃の趣味であった編み物をまた始めることにしました
当時はまだネットショッピングの普及がそれほど多くはない時代
でも、幸い地域にあるクラフトストアで日本製の編み棒などが買えましたし、糸も豊富に売られていたのですよね
日本の家族から編み物の本も何冊か送ってもらい、自宅用のブランケットや子供服を編むことが、日課になっていきました
当時の私の仕事は、土日も出勤になることが多く、編み物の時間をそれほど持てなかったことも事実
ですが「明日はお休みだから編み物ができる!」と楽しみができたことで、ストレスも改善され、日々のモチベーションも上がるようになったのです
販売しようと思ったきっかけは
そんな数年を過ごしたある日のこと
離れた地域に住む夫の叔母が、旅行途中で我が家に遊びに来てくれました
彼女はハンドメイド作品が大好きで、夫から私が編み物にはまっているということを聞いていたそうです
遊びに行った際には、私の作品を是非見たいということだったので、恥ずかしながらも、それまでの作品を見てもらうことに
まず、私達が普段使いしているブランケットを見た叔母は、外国人特有の大きなゼスチャーで私をハグしながら、「あなたがこれほど素敵で細やかな作品を作れるなんて!」と言ってくれました(笑)
私は、時間がかかってもいいから、とにかく小さな模様を作ることが大好きなのですよね
そして、その努力を理解し褒めてくれる叔母には、感謝感激でした
そんな叔母のリアクションもあり、プラスティックの衣装ケースにためこんでいた、他の作品も見てもらったのです
叔母はとにかく1つ1つ丁寧に眺めながら、大げさに私を褒めてくれて(笑)
気がよくなった私は、叔母が一番気に入ってくれたブランケットを、プレゼントしました
それから1ヶ月くらいして、離れて暮らす叔母から手紙を頂いた私
その手紙には、雑貨のお店を経営しているという女性の連絡先が書かれてあり、「すぐに連絡して!」と注意書きが…
同時に、叔母が私のブランケットをとても気に入り、雑貨店を経営している友人に見せ、その友人が私のブランケットをオーダーしたいと言っている旨が書かれてありました
残念ながら、私には本業と家事があり、大量生産ができないことから、お話をお断りさせてもらうことになってしまいました
とはいえ、叔母の友人はとても親切な方で、いつでも連絡してほしい、そして販売は必ずすべきとおっしゃって下さったのです
そのことが大きなきっかけとなり、ハンドメイドの販売を決心しました
販売方法はお祭り
ですが、当時はまだネットショップやハンドメイドマーケットサイトなどが今ほど一般的ではなかったのです
お店への売り込みも考えましたが、大量生産は絶対に無理…
叔母は悩んでいた私の相談にのってくれて、まずは地域のお祭りなどで出店してみてはということに
丁度夫の親戚でハンドメイドキャンドルを販売している人がいたので、彼女からノウハウを教えてらいました
その上で、自宅から1時間圏内の様々なお祭りの主催者に直接交渉、数カ所で販売者として参加できることになったのです
お祭りでは1店ごとの販売範囲であるブースが決められています
その場所代を払い、作品を置くテーブルを持参することを伝えられました
週末は本業もあったのですが、その時は上司も快く休ませてくれて、初めて自作品の販売を経験したのです
多くの人に、私が編んだブランケットや子供服などを手にしてもらいました
また、とてもフランクに話しかけてくれる国民性からなのか、多くの人がお褒めの言葉とともに、アドバイスもしてくれたのです
それは素直に、すごく嬉しかったです
何しろ、初めての出店で初めて私の作品を売る、しかも地域の人たちにとっては販売者の私は外国人…
皆さんがどのように感じているのか、不安も強く感じていたのです
でも実際には、作品1つ1つに、私のオリジナルであるタグをつけたほうがいい、ディザインが見やすいようなディスプレイをしたほうがいい…
有り難いアドバイスばかり
アドバイスに感謝しつつ、皆さんとの陽気なコミュニケーションがまた、売上に繋がったような気もします
本当に有意義で素敵な販売初日を迎えました
お金じゃない繋がり
そのことがあり、夫も私のハンドメイド製作・販売にさらなる協力をしてくれるようになりました
本業のこともあり、私には制作時間があまりないため、ハンドメイド作品を売る時期は限られています
1年に1度できればいいほうでしたが、途中から受注も受けるようになり、有名なハンドメイド販売のサイトにも登録しました
サイト内での出品・販売は、サイズなど詳細の入力や貼り付ける画像のための撮影など、なかなか大変な作業です
ですが、仕事と家事に加えて副業も両立させながら、ストレスにならない程度に頑張っています
もちろん個人・地域によっては、ハンドメイド作品の販売はとても大変です
時間もかかるし、高額収入にならないことも多々でしょう
ですがこの副業は、私にとってなかなか困難であった、異国での人との繋がりを持たせてくれることにもなったのです
私が地域ごとに、販売ブースを定期的に持つようになってから、いつも来て下さるお客さんが増え、人の輪が繋がります
お客さんの中には、私に新アイディアとして、メールを下さる人もいます
そのような気遣いが嬉しくて、そのお客さんたちには、他の人にばれないように、お礼としてディスカウントしてしまうこともあります
本業でストレスを抱えている場合、副業はできる限りストレスになることなく楽しみたいものです
私の場合、正直言って売上はそれほど多くありません
ですが、夫の叔母をはじめアドバイスを下さるお客さんなど、異国の地で貴重な人との繋がりを多く持てるようになりました
これは私にとって、売上以上に大きな意味を成していることは確かです
編集部より
いかがでしたでしょうか?
アメリカ在住主婦さんは日本を離れてかなり辛かったとのこと。知り合いもいない、生活習慣も違う。相談出来るのは夫だけ。そんな状態でストレス発散の為に始めたハンドメイドで救われたというのが文面から伝わってきました。
確かにあまりお金にはならないと思います
しかし趣味を副業にしてさらに人との繋がりまで
これはお金だけを追いかけていては得る事は出来なかったことでしょう
このサイトに来て頂いている皆様は稼ぐのが目的とは思います。しかしそれ以上に価値のあることをアメリカ在住主婦さんに教えて貰えたのではないでしょうか?
稼ぐのも大事ですが、せっかく会社以外でやる仕事です。好きなことしてみるのもいいかも知れませんよ
このサイトでは皆様の副業体験談を募集しております。お問い合わせページよりメール頂けましたら厳選し掲載致します。紹介したい体験などを共有してみませんか?
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